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「草と緑」第11巻を刊行しました。 |
>> 「草と緑11」目次 |
<基礎講座> |
-管理で動く雑草植生- |
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刈取りで変わる植生/中山祐一郎 |
-除草剤とは- |
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除草剤はどう生まれ育つのか/伊藤幹二 |
<特別記事> |
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砂漠化対処のための土地・植生の診断・治療・予防/大黒俊哉 |
<雑草紹介シリーズ> |
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メヒシバの形態・生態的特性および生育地への適応的個体群分化/露﨑浩 |
<会員所属団体紹介> |
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緑地雑草科学講演会:「砂漠化対処のための土地・植生の診断・治療・予防―モンゴル・中国を事例に―」 |
2019年3月29日に、大黒俊哉氏(東京大学大学院農学生命科学研究科教授)を講師にお招きし、「砂漠化対処のための土地・植生の診断・治療・予防―モンゴル・中国を事例に―」と題した講演会を名古屋市で開催しました。緑豊かな日本にとって砂漠化は対岸の火事と考える方も多いかもしれませんが、そうではありません。異常気象が異常でなくなってきている近年、豪雨による被害が目につきますが、場所によっては1か月ほとんど雨が降らず、野菜・果樹栽培が困難になる地域もでてきております。
砂漠化は「生態的な病」と「社会的な病」としての側面があるということで、講演会の中では「診断」「治療」「予防」という観点から、砂漠化してしまった土地を持続的に利用可能な緑へと再生させていくにあたって必要な考え方を今回の講演会では学ばせていただきました。
今回の講演会の話は気候変動の影響で局地的な豪雨・干ばつが続く日本で緑地管理だけでなく、農林漁業全ての仕事をしている人にとって有意義な時間になったのではないかと思います。
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草と緑10巻特集号出版のご案内 |
葛とクズ
~古来の有用植物がいま強害雑草に~
◆今や「緑の怪物」のようなクズ!この本では重宝に利用された葛の時代から現在まで、あらゆる角度からその全貌に迫ります。
◆クズと戦っている皆様、葛利活用の継承を目指している皆様、クズに悩まされている生活者の皆様、周辺の生き物にご興味をお持ちの皆様に、クズと葛の情報を提供します。
◆これからクズ・葛とどう付き合えばよいのか、皆で考える材料にご活用ください。
≪目次概要≫
まえがき
総説
葛の時代からクズの時代へ:歴史的考察
<コラム:アメリカKudzu(カズー)の今昔>
有用植物としての葛
葛粉の話:吉野本葛の歴史と次世代への取り組み
葛布の話:掛川伝統産業の歴史とその継承
雑草としてのクズ
家畜放牧による耕作放棄地のクズの制御と獣害回避の可能性
日本の林地におけるクズ問題の歴史と現状
<コラム:埋め立て造成地はクズで困っている>
鉄道敷におけるクズ問題と対策の現状
河川におけるクズ問題と対策の現状
道路におけるクズ問題と対策の現状
太陽光発電施設におけるクズ問題と対策の現状
クズ問題解決に向けて
雑草科学に基づいたこれからのクズ対策
<コラム:人力でもクズは絶滅させられる?>
雑草汚染を放置するこの国への提言
資料
クズを適用雑草とする除草剤一覧
クズに関わる文献のリスト
シンポジウム「葛からクズへ, 2017」に参加して
広告ページ
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発行者:NPO法人緑地雑草科学研究所
発行日:2018年9月
サイズ:A4版.108ページ
定 価:2,500円(送料込み)
部数により割引があり*
申し込み用紙 |
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≪ご購入のお申込み方法≫
①ご希望部数、②お申込者氏名、③ご住所・団体名、④お電話番号、⑤メールアドレスを明記の上、メールまたはFAXで、NPO法人緑地雑草科学研究所宛お申し込みください。

請求書を添えてお送りいたします。
≪*割引について≫
まとめてご購入される場合には、割引させていただきます。5部~9部:1冊2,200円 10部以上:2,000円
申し込み用紙 |
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緑地雑草科学講演会:「雑草を見分け、調べる」 |
3月29日に、浅井元朗氏(農研機構東北農業研究センター)を講師にお招きし、「雑草を見分け、調べる」と題した講演会を名古屋市で開催しました。 緑地雑草に関わる私たちにとって、雑草の‘すがた’、‘いきざま’を雑草が生活している場で捉えることは必須ですが、それには雑草を見分ける・調べる力が求められます。
しかし、どうアプローチして良いのか、その基本を学ぶ機会がないまま苦労しているのが現状です。図鑑の著者としても著名な浅井氏による今回のご講演は、まず雑草を知りたいと者とって絶好の機会で、75名にのぼる大勢の方が参加されました。
雑草は、生育環境や季節、生育段階によって大きく‘すがた’・‘かたち’を変える植物なので、その変化や変異を込みで種を理解しておくこと、また、攪乱の種類や頻度の違いで発生する種類が大きく異なることを念頭において出現草種を予測することの重要性を、多くの資料や例を使って、分かりやすく解説して頂きました。図鑑を眺めているだけでは会得できない、雑草同定の神髄といえるでしょう。
さらに、採集・標本をつくること、育てる、画像を集める、属や科の単位で特徴を把握しておくなど、具体的なアドバイスもいろいろ提供されました。緑地雑草の管理や調査に関わる人々にとって、大変有意義な時間をもつことが出来たと思います。 |

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「草と緑」第9巻を刊行しました。
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>> 「草と緑9」目次 |
<基礎講座> |
-除草剤とは- |
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除草剤と植物-その1:雑草はどうして枯れるのか/伊藤操子 |
-雑草の生理生態- |
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外来植物の伝播と生活圏緑地への拡散:その起源と経路を探る/黒川俊二 |
<特別記事> |
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芝生の世界―基礎から応用まで―/長沼和夫 |
<雑草ウオッチ報告> |
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雑草リスク情報-その1:雑草による傷害/伊藤幹二 |
<読者のページ> |
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ご希望の方には1,500円(送料込み)で提供いたしておりますので、お問い合わせフォームまたは申し込み用紙にてお名前、送付先住所、電話番号を研究所事務局までご連絡ください。
※連絡先 >> Fax:0778-62-3336 / お問い合わせフォーム |
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第8回公開シンポジウム、「雑草・人・環境シリーズ」開催。 (10月15日(日)、ウインクあいち) |
公開シンポジウム「雑草・人・環境シリーズ」
葛からクズへ -日本古来の有用植物がいま強害雑草に-
≪プログラム≫
第1部:葛と人間生活の関わり:利用から被害まで
・葛布の話 (小崎葛布工芸株式会社 小崎隆志)
・吉野本葛の話 (株式会社井上天極堂 川本あづみ)
・葛利活用プロジェクト:掛川市の取り組み
(掛川市役所 榛葉貴博)
・葛からクズへ:社会・経済的考察
(NPO法人緑地雑草科学研究所 伊藤幹二)
第2部:クズ問題の現状・実態と対策の基礎
・林地における歴史と現状
(大同商事株式会社 越智和彦)
・農地における現状 (国立研究開発法人農業・食品産業
技術総合研究機構 畜産部門 井出保行)
・鉄道における現状 (株式会社アセント 池村淳)
・道路における現状
(NPO法人緑地雑草科学研究所 佐治健介)
・河川における現状
(公益財団法人河川財団河川総合研究所 山本嘉昭)
・太陽光発電所における現状と対策
(株式会社白崎コーポレーション 波賀宏治)
・管理とクズの反応:対策の技術的基礎
(NPO法人緑地雑草科学研究所 伊藤操子)
第3部:クズと葛:地域の新たなシステム作りに向けて
・総合討論 (コーディネーター:国立研究開発法人
農業・食品産業技術総合研究機構 黒川俊二)
☆10月15日(日)、ウインクあいちにて、第8回目となる公開シンポジウム、「雑草・人・環境シリーズ」葛からクズへ -日本古来の有用植物がいま強害雑草に- が開催されました。あいにくの小雨混じりの天候でしたが、100名を超える方々が参加され、非常に活気のあるシンポジウムになりました。
今回のシンポジウムは、8回目にして初めて午前・午後を通しての開催となりました。第1部では、葛を利用する立場から葛布の話、吉野本葛の話、掛川市における葛利活用プロジェクトの取り組み紹介があり、会場内では葛布の展示や、葛湯の試飲による活用紹介もありました。また、過去から現在に至る環境変化の中で、葛がどのように利用され、今日有害雑草と認識されるに至ったのかの講演がありました。
第2部になると、各場面におけるクズ問題の現状についての紹介がありました。今回、林地、農地、鉄道、道路、河川、太陽光発電所の各場面でのクズ問題が取り上げられ、各場面共通でクズに非常に困っている実態が明らかになりました。なお、第2部の最後の講演では、クズの管理に対しての反応についての解説があり、各場面で対処的に行っているクズの刈り取りが、結果としてクズ発生量の増加につながっている、という点が印象的でした。
第3部では、ここまでに紹介した葛の利活用及びクズの防除問題について、総合討論が行われました。この中で、クズの利用における諸問題、防除・制御に関する諸問題についてより良い方向に向かっていくためには、時間的・場面的・組織的なつながりが重要な要素であることが示唆されました。総合討論の時間内ではクズ問題についてどう提言するか、までは至りませんでしたが、多様な立場の方々にクズに関心を持ってもらい非常に活発な意見交換ができたことで、クズ問題解決のためのシステムづくりに向けて、まずは第一歩目を踏み出すことができたのではないかと期待します。
多数のご参加、ありがとうございました。
なお、今回のシンポジウムで紹介した内容については、“草と緑”特別号として刊行を予定しています。
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緑地雑草科学講演会:芝生の世界-その基礎から利用まで- |
講師に当法人賛助会員ゾイシアンジャパン(株)の長沼和夫氏(理学博士)をお迎えし、総会後の15時から16時40分まで行いました。
参加者は会員を中心に、植物に関心のある市民、樹木医など、身近で生活の場に欠かせない植物なのによくわからない‘しば’について知りたかった方々約40名です。長沼先生は、本来のご専門の生理学的側面から現在のご活動場面である施工・管理やその事例まで、大変分かりやすくご紹介くださいました。
寒地型と暖地型の基本的違いが光合成の炭素固定経路(C3,C4)から来ていること、同じ名前の品種が実は??といった問題、海水域にも元気に繁茂できる驚きの芝シーショアパスパーラムなど、お話は多岐にわたりました。
‘しば’といっても種、品種によってその特徴は実にいろいろで適所適材的に使うのがいかに大切かが分かって、これらを中心に活発な質疑が行われ、有意義なひと時でした。 |
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「草と緑」第8巻を刊行しました。
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今回から二つの基礎講座シリーズ『除草剤とは』、『雑草の生理生態』が始まりました。これら新シリーズは緑地の雑草管理にとって必要不可欠な基礎知識を扱うもので、 『除草剤とは』では除草剤の発達の歴史から種類・作用特性、処理における重要事項、態系保全からの視点等々、「除草剤とは何か」を様々な角度から紹介します。『雑草の生理生態』では雑草の生活史・繁殖・伝播等の基本特性を理解できる内容とする予定です。
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>> 「草と緑8」目次 |
<基礎講座> |
-除草剤とは- |
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世界における除草剤の歴史:その誕生・発達・変遷/伊藤操子 |
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日本の雑草防除史:除草剤は社会経済的背景とどう関わってきたか?/伊藤幹二 |
-雑草の生理生態- |
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雑草の全滅リスク分散戦略:種子の散布と休眠・発芽の視点から |
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/吉岡俊人・高橋智子 |
<特別記事> |
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都市河川における望ましい植生とは:堤防に咲く“菜の花”から考える/中山祐一郎 |
<緑化植物解説> |
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バミューダグラス(Cynodon属)/長沼和夫 |
<雑草紹介シリーズ> |
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外来性タンポポ種群(Taraxacum officinale agg.):学名から考える侵入・定着・交雑 |
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/芝池博幸 |
<読者のページ> |
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ご希望の方には1,500円(送料込み)で提供いたしておりますので、お問い合わせフォームまたは申し込み用紙にてお名前、送付先住所、電話番号を研究所事務局までご連絡ください。
※連絡先 >> Fax:0778-62-3336 / お問い合わせフォーム |
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メガソーラーにおける雑草リスクとその対策に関する取材を日経BP社から受け、記事が公開されました。 |
メガソーラーにおける雑草リスクとその対策に関する取材を日経BP社から受け、日経BP社メメガソーラビジネスの特集に記事が公開されました。
記事はこちら |
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現在の緑地の雑草問題、雑草対策全般に関する取材記事が公開されました。 |
メガソーラーをはじめとする現在の緑地の雑草問題、雑草対策全般に関する取材を受け、日経BP社メガソーラビジネスの特集に記事が公開されました。
記事前半 記事後半 |
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IUWS平成28年度総会が開催されました。 |
平成28年度総会を3月21日に兵庫県民会館にて開催しました。94名(書面出席62名、本人出席32名)の出席がありました。議事では平成27年度の事業・決算報告や平成28年度の事業計画・予算案等について審議され、
各議案についていずれも原案の通り承認されました。 |
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総会資料はこちら |
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雑草ウオッチャーを募集しています。 |
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これまでの活動から、地域住民を含む様々な関係者の連携の重要性、雑草と雑草問題の実態のさらなる把握の重要性が関係者の意識として共有されてきました。この意識の発展的な展開を目指し、当研究所では、平成25年度より雑草ウオッチャープロジェクトを開始します。 |
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